HOME >> 482だより >> バックナンバー(2008年6月号)

芝生と共に半世紀 弊社の会長から芝生を愛する皆様へ

芝生の生産・管理・工事に半世紀携わってきた、プロのコラム
 482だより 2008年6月号

今年は沖縄地方が平年より2週間も遅れて梅雨に入ったようですが、果たして今年の梅雨と夏は、そして台風はどのようなものになるのでしょうか。

5月にはミャンマーのサイクロン、中国の大地震と世界的規模の災害が立て続けに起こり、世界中の人々がテレビを通してその恐ろしさを知ることとなりました。とくに地震は全く何の前触れもなく襲ってくるわけで、その恐ろしさは地上最大のものと言えます。

ただ、今回の二つの大災害には、ともに対策のお粗末さといった問題はあるようです。例えば中国では、レンガを積んだだけの住宅や手抜き工事による欠陥校舎といった安全対策上の問題が指摘されており、それが今回の被害の大きさに繋がったように思われます。

中国は今年、オリンピック開催の大事な年でもあるのですが、これまでに食の安全の問題などもあり、更なるイメージダウンとなってしまうのは悲しいことです。

地震や台風は日本でも多く、これまでにも大きな被害を数多く経験しております。数年毎にどこかで大きなものが起きているようですが、とにかく少しでも被害が小さい事を願うばかりです。

こうした中、日本ではゴルフに最適なシーズンを迎えており、コースコンディションも一年を通じて最も良い状態になっています。この状態をいかに夏以降も維持するかが芝生管理者としての一番の技術と言えます。今後は病虫害、雑草等への対策が主になってきますが、これから2~3ヶ月が芝生管理者にとっては正念場と言えるでしょう。

▲上へ戻る