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芝生と共に半世紀 弊社の会長から芝生を愛する皆様へ

芝生の生産・管理・工事に半世紀携わってきた、プロのコラム
 482だより 2009年7月号

梅雨の最中ということでそれらしい日が続きますが、今年は台風が少なく、このまま過ぎてくれればと思います。 ゴルフシーズンもたけなわですが、6月の最大のイベントと言えばUSオープンということになります。

今年は本命のタイガー・ウッズが最後まで調子が上がらず、ダークホースの選手が栄冠を勝ち取りました。おそらく、世界中のゴルフのレベルが上がり、飛距離その他についてもタイガー・ウッズの独壇場ということにはならないのだと思われます。今回、日本人では矢野選手の活躍がありましたが、アメリカのメジャーリーグ野球のようにもっと多くの日本人選手の活躍を期待したいものです。

芝草管理の上では難しい時期を迎えており、この2、3ヶ月が正念場となります。

芝草管理の良否は気象的な要因に大きく左右されますが、良い維持管理のためにはそのマイナス要因の影響をいかに少なくするかが重要となってきます。そのためには春からの積み重ねが大切で、一日一日の努力の継続に尽きると考えます。

グリーンキーパーの大きな仕事の一つとして、その日その日の管理状況を日誌に付けるということがありますが、その際に、芝草の健康状態はもちろんのこと、気象条件その他、コース内のあらゆる現象を漏らさず記入することが大切です。

人間の記憶は曖昧なものですが、日誌があれば去年との正確な比較も可能となり、芝草を管理する上で大いに役立ちます。良い芝草管理のためには毎日の観察と詳細な記録が大切であり、それが行く行くはキーパーの大きな財産になっていくものと考えます。

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