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芝生と共に半世紀 弊社の会長から芝生を愛する皆様へ

芝生の生産・管理・工事に半世紀携わってきた、プロのコラム
 482だより 2014年1月号

新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

新しい年を迎えまして、皆様それぞれに希望、予定、挑戦、反省、目標などを掲げておられるとは思いますが、私も今年は80才を迎えることになりますが、新年にあたり、私なりにしてみたいと思います。

まず去年の大きな出来ごとの一つに東京オリンピック招致がありました。日本が1964年の東京オリンピックの時のことを思いだしますと、50年間の極めて大きな時の流れを感じざるを得ません。

当時日本は戦後20年でGDPは30兆円位だったと言われています。そして現在500兆円に近づき50年で15倍に増えたことになります。私は当時那須ゴルフ倶楽部でグリーンキーパーとして7年目で、当時多分2万円近くの給料だったと思います。そして15倍の30万円近くだとすればそんなものかも知れません。

当時私は結婚しておりましたが、テレビはなく、もちろん車もなく、無いもの尽くしの暮らしであったわけですが、50年後の今日はないものがないと思われるような生活を誰もがしています。考えると恐ろしいようなぜいたくをしていると言えるのではないでしょうか。

更に7年後の東京オリンピックの頃はもっと凄いことになっているのでしょうか。人間の欲望には限りがなくどこまでも続くのでしょうか。もちろん1964年当時のゴルフ人口は今の100分の一もなかったでしょう。とにかく栃木県にゴルフ場が10か所ぐらいだったと思います。

当時50年前の生活に、どれほどの不自由を感じていたのか思い出せませんが、何処まで行っても不満は存在するわけです。また格差も確実にますます拡がると思われます。

いま日本がTPPの交渉で盛んに論議がなされていますが、お米の問題では日本人はお米を食べるのが一番いいように思われます。そして皆が日本のお米を主食として食べればあまり大きな問題ではないのでしょうか。

50年前には田んぼも少なく、その後に盛んに開田が行われたわけです。50年前の田んぼの面積に戻してちょうどいいことになるのではないでしょうか。そしてそこに昔ながらの、なら、くぬぎなどの落葉樹が生えてくれれば、いわゆる里山文化が日本に再び生まれてくるでしょう。日本の人口が減ってくるし米の消費も減るわけですから、農地の面積も減って当然だと思います。

私はアベノミクスの安倍総理が個人的には好きではないのですが、例えば東京オリンピックまでの7年間総理でいるようなことになる事を望みたいです。しかし日本人は熱しやすく冷めやすく、そして飽きやすいと言われますが、確かにこの点はある様に思います。

今は支持率が高いのですが、来年の今頃はどのようなことになっているのか大いに関心があり心配でもあります。人間は追い風はいいのですが、いざ向かい風になった時がその人の真価が問われるような気がします。

あと私の今年の大きな希望の一つに、ゴルフの松山英樹選手のアメリカPGAでの大きな活躍がありますが、多分いい結果を残してくれるのではないかと期待をしています。そしてもう一つは今年こそレンジャーズのダルビッシュ投手のワールドシリーズでの活躍に期待をしています。

そして個人的には去年から覚えたパソコンでの結果として、今年もブログを続けたいです。去年は曲がりなりにも出来ていましたが、もっと良い文章を綴ることが出来ればいいと思います。そして自分の応援しているチームや選手の活躍が芝生を通してブログの上で書けることを期待したいです。そんな一年にしたいです。

そして、今年は文庫本等を週に二冊ずつ読むことを目指しています。文庫本や新書版はAmazonで大変安く買えるので良いです。ただ読みたい本の選び方が大変難しいです。

最後に、年初に当たりまして皆々様そしてご家族様の今年一年のますますのご健勝とご多幸を心から祈っております。

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